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- 歴史
世界史が苦手な娘に宗教史を教えたら東大に合格した
価格:2,640円(税込)
- 【概要】
- 著者:島田裕巳
四六判・320ページ
出 版 社:読書人
ISBN13:978-4-924671-58-4
発売日:2023/4/18
内容・概要
『世界史が苦手な娘に宗教史を教えたら東大に合格した 島田裕巳の世界宗教史入門講義』
著者:島田裕巳
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四六判・320ページ
出 版 社:読書人
ISBN13:978-4-924671-58-4
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島田裕巳氏の御息女は、父親の〈世界宗教史〉講義を受け、苦手な世界史を克服し、東大入試を突破し、東大現役入学を果たした。
島田氏の講義の神髄を凝縮した一冊。大人の学びなおしのための一冊としても役立つ、親子二世代にわたって学べる〈世界史〉入門講義。
宗教家の島田裕巳氏の御息女は、高校時代、世界史が大の苦手だった。志望校は東京大学(文系)。大学入学共通テストで課されている試験科目のひとつに「世界史A」がある。また、東大の二次試験でも世界史は選択科目の一つである。この科目で高得点をとらなければ、東大入試突破はない。世界史を受験科目に選択した日から、父・島田裕巳氏の娘への〈世界宗教史〉の講義がはじまる。そして一年後――。島田氏の娘は、東大合格を果たす。宗教史を学ぶことが、なぜ世界史テスト高得点に結びついたのか。島田氏の「宗教講義」を再現する。
世界宗教史を理解すれば、世界の歴史の全体像が見えてくる――。
古代インドの歴史を学ぼうと思えば、仏教とジャイナ教の歴史を学べば見えてくるものがある。古代中国・唐の時代を学ぼうと思うとき、儒教・仏教・道教の歴史を学べば見えてくるものがある。ローマ帝国の大いなる遺産がキリスト教であり、そのキリスト教の歴史を学ぶことは、古代~中世のヨーロッパの歴史を学ぶことでもある。そして、ユダヤ教とイスラーム教との関係も合わせて学ぶことで、世界の歴史がより深く理解できよう。
イスラーム教が創始されて以降、アラブ人ムスリムの軍隊は、中央アジアからイベリア半島にいたる広大な地域を征服し、そこに、自らの宗教に根差した新しい政治の仕組みと社会秩序を打ち立てる。その時代を知るためには、イスラーム教への理解が必須となる。
あるいは、十字軍遠征の歴史を学べば、そのまま11世紀から13世紀のヨーロッパ、アラブの世界を知ることにもなる。フランス革命について学ぶためには、キリスト教の歴史は必須である。アメリカの歴史は、キリスト教の動きとともにある。
◆目次
第1講 なぜ世界史に宗教の知識が必要なのか
第2講 東大の入試をどのように考えればいいのか
第3講 世界の宗教は一神教と多神教に分けられる
第4講 アケメネス朝ペルシアとゾロアスター教
第5講 ギリシア哲学は後世に多大な影響を与えることになる
第6講 ローマ帝国が広めたキリスト教
第7講 古代におけるインドの宗教
第8講 古代における中国の宗教
第9講 仏教は中国化しインドからは消滅する
第10講 イスラーム教の誕生とイスラーム帝国の拡大
第11講 西ヨーロッパとローマ・カトリック教会の成立
第12講 ギリシア正教会と聖なるロシア
第13講 叙任権闘争と十字軍
第14講 モンゴル帝国と宗教
第15講 中国の変遷と華夷思想
第16講 新たな帝国の誕生と大航海時代の到来
第17講 ルネサンスと宗教改革
第18講 新大陸と革命の時代
第19講 近代の世界と宗教
第20講 宗教は世界史とどうかかわるのか
おわりに 結果はどうだったのか?
◆著者プロフィール
島田裕巳 しまだ・ひろみ=作家・宗教学者、東京女子大学・東京通信大学非常勤講師。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。主な著書に『日本の10大宗教』『0葬』『性と宗教』『葬式は、要らない』『教養としての世界宗教史』など。『葬式は、要らない』は30万部のベストセラーに。