考えるヒント2
「私の書くものは随筆で、文字通り筆に随うまでの事で、物を書く前に、計画的に考えてみるという事を、私は、殆どした事がない。筆を動かしてみないと、考えは浮ばぬし、進展もしない……」という著者が展開したふかい思索の過程が本書である。読者は随所に自分で考えるためのヒントを発見するだろう。第二集の目次は、忠臣蔵、学問、荻生徂徠、弁明、ヒューマニズム、還暦、哲学、歴史、常識について、などが並ぶ。
著者 | 小林秀雄 |
出版元 | 文藝春秋 |
頁数 | 208頁 |
発行日 | 1975-06-25 |