インド酔夢行
世界で一番美しい夕陽を見に、いざ、コモリン岬へ―詩人のインド旅行は始まる。黄色のナップザックの中には鎌倉八幡宮のお守りと百円玉が五枚、そして同行者が買った紙のパンツをはいて。紀元前と紀元後がうずまくインドの混沌の中を歩き、蚊に悩まされながらも、あらゆる酒を飲みつくす。七三年の初インド体験と翌々年の再訪、ネパール旅行を併せた、軽妙洒脱で深遠な紀行文学の白眉。
著者 | 田村隆一 |
出版元 | 講談社 |
頁数 | 249頁 |
発行日 | 2008-07 |
ISBN13 | 9784062900201 |
ISBN10 | 4062900203 |