舗石の思想
石ころの存在を自らの「生存の原基」として団地居住者となった著者が、少年時に戦争から学んだ「生の綱領」をハカリにして、団地という場所から行なった定点観測。結婚、家庭、生活、社会等、そこに見えてくる戦後の「新しい生のスタイル」に「虚偽」の匂いを感じとる。目前の現実と自身の「生の綱領」との対峙のなかで、「私とは何か」を徹底究明した代表的長篇エッセイ。
著者 | 秋山駿 |
出版元 | 講談社 |
頁数 | 351頁 |
発行日 | 2002-09-10 |
ISBN13 | 9784061983069 |
ISBN10 | 4061983067 |