大政翼賛会前後

1940年に作られ、戦前昭和史の全体主義的な気分を象徴する組織として悪名高い大政翼賛会は、近衛文麿政権の実現をめざした昭和研究会を母胎として発足した。けれども組織自体は、目指した「新体制運動」のブームの頂点で、様々な権益を追求する利益集団の集合体に堕していた。この組織に身を置き、その崩壊に至る過程を体験した著者が語る、曖昧で平凡な真実についての報告。
著者 杉森久英
出版元 筑摩書房
頁数 328頁
発行日 2007-12
ISBN13 9784480424075
ISBN10 4480424075

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