江戸の兵学思想
平和の到来が兵法から兵学へと転換をうながし、欧米列強の圧迫が近代戦略論への深化をもたらした。林羅山から荻生徂徠を経て吉田松陰に至る、近世思想の知られざる相貌に光をあて、軍事的発想がいかに政治思想と表裏一体であり、背後の国際情勢と連動しているかを検証する。和辻哲郎文化賞受賞作。
著者 | 野口武彦 |
出版元 | 中央公論新社 |
頁数 | 395頁 |
発行日 | 1999-05-18 |