博覧会の政治学
18世紀末にフランスに誕生した資本主義の祭典=展示会は、19~20世紀、各国の万国博覧会へと発展する。国家は「帝国」と「商品」をディスプレイし、博物学的まなざしは、日常生活領域へと浸透すると同時に、大衆の欲望=娯楽・見世物性を満足させる。博覧会という場が孕む微視的な権力の作用を明らかにし、スペクタクルの社会理論を提示する。
著者 | 吉見俊哉 |
出版元 | 講談社 |
頁数 | 314頁 |
発行日 | 2010-05 |
ISBN13 | 9784062919937 |
ISBN10 | 4062919931 |