江戸の生薬屋
江戸時代の製薬関係者たちは医療をどのようにとらえていたか。「商売」としての江戸クスリ事情。士農工商の商人としての分をまもり、効き目より由来が大切なクスリ。古典などをひもといて新商品の開発に余念がない。クスリはそんな商人たちが製していた。かれらのなかの成功者ともいえる式亭三馬・滝沢馬琴・山東京伝。文筆一本で立つべく商いを捨てるがたちまち貧窮の山崎美成の転業顛末。装束や口上の面白さでクスリを売る行商・香具師(やし)のことなど。
著者 | 吉岡信 |
出版元 | 青蛙房 |
頁数 | 251頁 |
発行日 | 2011-12-30 |
ISBN13 | 9784790508793 |
ISBN10 | 479050879X |