〈私〉の存在の比類なき
永井均は今と同じあり方で存在しながら、彼が私でなくなることは想像できる。このとき、彼には何の異変も起きていない。しかしもはや彼は私ではない。この私を“私”と表記しよう。“私”から展開される永井哲学は、他者や倫理など根源的な問題を刺戟し続けてやまない。著者自身、「本書こそが独在論の入門書として最もふさわしい」と断ずる必読の哲学書。
著者 | 永井均 |
出版元 | 講談社 |
頁数 | 300頁 |
発行日 | 2010-07 |
ISBN13 | 9784062920001 |
ISBN10 | 406292000X |