龍秘御天歌
クニも名も捨てさせられたわしだちだからこそ命がけで守らねばならぬものがある。慶長の役で連行された朝鮮人陶工たちのゴッドマザー百婆が、夫の葬儀を朝鮮式でやると宣言すると、九州は北部の陶芸の里で村中が大騒ぎに―。各紙文芸時評で絶賛された傑作。
著者 | 村田喜代子 |
出版元 | 文藝春秋 |
頁数 | 266頁 |
発行日 | 1998-05-20 |