わたしはティチューバ

セイラムの魔女裁判についてはたくさんの研究書があるが、ティチューバに関しては、はっきりした記録は残っていない。コンデの創造するティチューバは、魔法を使う力をもちながら魔女に徹することもできず、奴隷反乱に加担してカリブ海の伝説的な女性闘士ナニー像にかぎりなく近づくが裏切にあうあたり、「等身大」の女を感じさせ、「読み物」としての魅力も十分である。フランス女性文学大賞受賞作。
著者 マリーズ・コンデ
出版元 新水社
頁数 315頁
発行日 1998
ISBN13 9784915165924
ISBN10 4915165922

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