中野重治とモダン・マルクス主義
1920-30年代、中野が敢行した「詩の変革」のうちに書きこまれたのは、ルカーチ、ベンヤミン、グラムシ、バフチンら「現代の起源」の時代の根底的な批判者たちと同じ思考、同じ経験、同じ反撃の合図だった。彼らとの同時代性をてこに、既成の解釈の檻のなかから中野重治を救済する。
著者 | ミリアム・シルババーグ |
出版元 | 平凡社 |
頁数 | 379頁 |
発行日 | 1998 |
ISBN13 | 9784582486445 |
ISBN10 | 4582486444 |