プライバシー・クライシス

国民一人一人にICカードを携行させ、生活のすべてをコンピュータで一元管理しようとの政府計画が、密かにすすめられている。いま甦る国民総背番号制度の悪夢。その後の技術の発展が自動改札定期券、預金通帳、病院カルテなどの統合・集約を可能にしつつあるのだ。しかも若年層を中心に、管理されることに慣れきった人びと―。人間の尊厳を守るために、いま何を知り、何をなすべきなのか。
著者 斎藤貴男
出版元 文藝春秋
頁数 237頁
発行日 1999-01-20

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