岐路に立つニーチェ
『哲学者の書』はなぜ幻の書で終わったか。1870年代後半の思想的転回を追究し、古典的で健康な人間の「強さのペシミズム」と近代ロマン主義的な「下降としてのペシミズム」の間で「自由なる精神」を模索するニーチェの思想営為を照射する。研究の刷新を目指す意欲策。
著者 | 清水真木 |
出版元 | 法政大学出版局 |
頁数 | 288頁 |
発行日 | 1999-03 |
ISBN13 | 9784588130137 |
ISBN10 | 4588130137 |