大江戸化物細見

"またまたパワー全開の江戸化物、おヘソが茶をわかす怖ろしさ世界にも類を見ない江戸人の自由な発想と、作家も画工も超一流、贅を尽くした作品を普通の庶民が安価に享受するという、豊かな出版文化。江戸時代のマンガ、草双紙は、そういった環境で発展しました。この草双紙の中の一ジャンル「化物草双紙」から五作品を厳選。現代のマンガ読者にも鑑賞しやすいよう、文章を活字化し、場面ごとに解説を施しました。 また手垢・落書き・風化に汚れた紙面を、コンピュータ処理と職人の腕で、美しく再現。刊行当時そのままの鮮やかさで、木版名工の技をお楽しみいただけます。数々の化物キャラクターの造形と性格付けの妙から驚嘆させられる、江戸人の偉大な想像力。はたまた日本文化史上衝撃のお下劣作品の発掘に、議論噴出は必至か?"--Publisher's description.
著者 アダム・カバット
出版元 小学館
頁数 239頁
発行日 2000-02-10

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