芥川龍之介と児童文学

国語教育研究の分野では、龍之介童話は第二次世界大戦前から教材として取り上げられてきたこともあって、論じられることも多かった。しかし、本文でもふれたように、総じて過小評価であり、テーマ主義的“読み”に立って、安易に切り捨てて顧みない論が大勢を占める。本書は、そういう現状もふまえ、著者なりの龍之介児童文学論を書いたものである。
著者 関口安義
出版元 久山社
頁数 116頁
発行日 2000-01-31

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