烈士と呼ばれる男
「ここまできて三島がなにもやらなかったら、おれが三島を殺る」―三島由紀夫と死を共にした青年・森田必勝は、いかにしてその胸底に死を育て、また三島はなぜ彼を受け入れたのか。異様な生彩を放つ短い生涯を史伝文芸の味わい豊かに描きつつ、遺族、友人などへの丹念な取材により、日本を震撼させた大事件の真相に迫る力作。
著者 | 中村彰彦 |
出版元 | 文藝春秋 |
頁数 | 265頁 |
発行日 | 2003-06 |