陸蟹たちの行進
沖縄本島北部のひなびた漁村に、ある時“火葬場建設”という名目で海岸埋め立て計画が持ち込まれた。小さな集落は賛成・反対に分かれてさまざまな軋轢の舞台となり、ついには住民投票で計画の是非が問われることに...“基地の島”沖縄のリアリティを、痛みと哀しみ、そして独特のユーモア感覚に包み込んで描く人間喜劇。芥川賞作家、待望の長編。
著者 | 又吉栄喜 |
出版元 | 新潮社 |
頁数 | 197頁 |
発行日 | 2000-06-30 |