説話の声
“声”をとおして中世人の生きた世界を甦らせる仏を求める悪人の声、託宣に響く神の声、笑い声、都市の闇に潜む物音、市の喧噪と猥雑、ものいう髑髏、絵巻のなかの化け物の声...さまざまな“声”に耳を傾けて、説話の発生する現場、歌の発生する現場に降り立ち、説話研究に新局面を拓く。
著者 | 小峯和明 |
出版元 | 新曜社 |
頁数 | 267頁 |
発行日 | 2000-06-20 |