日本の兵隊を撃つことはできない

太平洋戦争時代のアメリカで、強制収容された日系アメリカ人は“忠誠登録”という「踏み絵」に苦悩した。アメリカ人でありながら「日本語人」の誇りを守るか、アメリカへの同化を求めて「英語人」の後を追うか...。家族は分断され、日系人社会に鋭い対立を生んだこの事件を、「言語」のもつ政治力と異文化コミュニケーションというユニークな視点で描く。日系アメリカ人社会のタブーに挑戦したジャーナリストが誤解、黙殺されてきたテーマを掘り起こした迫真のノンフィクション。
著者 デイ多佳子
出版元 芙蓉書房出版
頁数 246頁
発行日 2000-10

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