蕭々館日録
大正時代末期。作家・児島蕭々の書斎には、九鬼、蒲池ら作家仲間や友人たちが集う。益体もない話で過ぎてゆく幸福な時間。しかし、この時間も九鬼に色濃く落ちる死の影も、誰にもとどめることができない...。芥川龍之介、小島政二郎、菊池寛をモデルに、去りゆく人と終わりゆく時代への愛惜を込めて綴る傑作長編。泉鏡花賞受賞作。
著者 | 久世光彦 |
出版元 | 中央公論新社 |
頁数 | 464頁 |
発行日 | 2022-03 |
ISBN13 | 9784122071889 |
ISBN10 | 4122071887 |