天皇が神だったころ

明日、私たちは住みなれた家を離れ、日系人収容所へと旅立つ。濡れ衣を着せられて逮捕された夫と別れ、幼い娘と息子を連れて。故郷を捨ててアメリカに渡り、長いあいだ平穏に暮らしてきたのに、戦争がすべてを変えてしまったのだ。いったいこの先に何が待ちうけているのだろうか?第二次世界大戦中のアメリカを舞台に、日系人であるためだけにアメリカン・ドリームから追われた家族の姿を、著者の家族の実体験を元に両親と娘、息子のそれぞれの視点から描く衝撃作。
著者 ジュリー・オーツカ
出版元 ア-ティストハウス
頁数 166頁
発行日 2002-07-31

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