絵画の発明

ルネサンス期のもっとも謎めいた絵画とされるジョルジョーネ(1476/78-1510年)の嵐。前景に裸婦と乳児、青年。川の流れに橋が架かり、その先に町。空に稲妻が光り、嵐の近づく気配―。はたしてこの絵の主題は何なのか?本書は、その解読を通して、ルネサンス文化をになった人々の時代背景を再現し、その精神世界を明らかにする。図像解釈学、神話学、歴史学、社会史を駆使する本書は「推理小説のように面白い」とされ、美術史に多大な影響を与えた。戦後イタリア発のみずみずしい知を代表する著者の主著を、待望の初邦訳。
著者 サルヴァトーレ・セッティス
出版元 晶文社
頁数 305頁
発行日 2002-11-25
ISBN13 9784794923912
ISBN10 4794923910

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