ジャンピング・ベイビー

日曜の昼下がり、鎌倉駅で鹿の子を待つのは三年前に別れた夫。ふたりは江ノ電に揺られ、愛猫ユキオを埋葬にゆく。初夏の空と海、汐風が、ほろ苦くも輝かしい、あの日々へと誘う。傷みの果てにふとこみあげる生への愛しさ、そして切実な祈り...。疲れた心と躰がほぐれる佳品。
著者 野中柊
出版元 新潮社
頁数 173頁
発行日 2003-08-30
ISBN13 9784103999027
ISBN10 4103999020

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