チャター
ニューヨーク市警が地下鉄への緊急防衛作戦を発動した。繰り返されるテロ警報に翻弄される市民。全ての始まりは、盗聴されたテロ容疑者の会話に含まれていた、たったひとつのチャターだった―「地下」。そもそもチャターを聴いたのは誰なのか?それは本当にテロを暗示しているのか?全世界通信傍受システムとして知られるエシュロンと、アメリカを中心とした諜報機関網UKUSA同盟の実態に迫り、我々の日常を取り巻く諜報活動の実態を明らかにする。911以降、なし崩しとなった「安全とプライバシー」のボーダー。果たして諜報機関は我々を守ってくれているのか、それとも監視しているのか、あるいはその両方なのか―。「安全か、プライバシーか」―ポスト911時代の切迫する問題に挑み、もはや日常となった“エシュロン”の全貌とその限界に迫る。
著者 | パトリック・ラーデン・キーフ |
出版元 | 日本放送出版協会 |
頁数 | 421頁 |
発行日 | 2005-11 |
ISBN13 | 9784140810767 |
ISBN10 | 4140810769 |