江戸幕府崩壊論
「江戸幕府はなぜ崩壊したか」。この命題に関する戦後の主な研究は、幕府を倒す側からみた「西南雄藩討幕派史観」にもとづく、一藩絶対主義の立場からの幕府崩壊論であるといってよい。本書は、幕府と幕政を担う譜代大名および御三家との相関分析を通じて幕府崩壊の要因・諸過程を総合的に解明する。また維新政権の対藩政策の分析を通じて、維新政権の性格を逆照射し、同時に明治維新の本質を究明する。
著者 | 藤野保 |
出版元 | 塙書房 |
頁数 | 304頁 |
発行日 | 2008-03 |
ISBN13 | 9784827331066 |
ISBN10 | 4827331065 |