美はなぜ乱調にあるのか
個人の孤独な作業とされる芸術は、根底に「他者」を抱えもっている。芸術の根源的社会性を明確にするとともに、この「他者」のありようが、どのように「近代」の変容を規定してきたかを厳密な論理でたどりなおす。現代日本をリードする社会学者による初の本格的芸術論。
著者 | 大澤真幸 |
出版元 | 青土社 |
頁数 | 250頁 |
発行日 | 2005-12 |