魂の民俗学

古代史、地名研究から小説、短歌などの創作まで、従来の民俗学の枠を遙かに超えて道なき道を歩んだ孤高の巨人・谷川健一。全集各巻に付した「巻末対話」で、「若き友人」大江修を相手に著作の根柢にある思想を解き明かす。ここで読者は対話者とともに長年にわたる谷川健一の思索の過程を追体験することになる。平成二十五年に完結した『谷川健一全集』(全24巻)各巻の掉尾を飾って好評を博した「巻末対話」を全編収載。全集の各著作誕生の秘密を著作者自らが語る。「日本人とはなにか」を考えるすべての若ものたちに遺された渾身の問題提起の書。
著者 大江修
出版元 冨山房インターナショナル
頁数 381頁
発行日 2016-10
ISBN13 9784866000183
ISBN10 486600018X

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