ギフト、再配達
テレビドラマ『ギフト』は、バタフライナイフ事件の責任を問われ、社会的に抹殺された。この作品を分析素材として、カルチュラル・スタディーズ、物語論、映像論、記号論、精神分析、社会史など、様々なテクスト批評の方法論を明快・平易に紹介しながら精緻に“再読”する。『ギフト』を忘却の淵から救出し、読者・視聴者に“再配達”する本書は、テレビドラマと批評理論のブラウン管上での偶然の出会いを紙上に再現するスリリングな試みである。
著者 | 藤田真文 |
出版元 | せりか書房 |
頁数 | 250頁 |
発行日 | 2006-04 |