資本主義に徳はあるか

「政治の時代」のあと、現代社会は「道徳の時代」とも呼ぶべき様相を呈している。経済活動にもモラルや倫理が求められるが、それは滑稽だと著者は言う。「万民のための哲学」の旗手が、“四つの秩序”という視点から資本主義社会を明快に分析。経済と道徳という異なる秩序を区別できていないことがさまざまな混乱をもたらしていると指摘し、市場や政治にゆだねることのできない個々人の責任を担うよう読者に呼びかける。
著者 アンドレ・コント=スポンヴィル
出版元 紀伊國屋書店
頁数 306頁
発行日 2006-08-31
ISBN13 9784314010108
ISBN10 431401010X

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