筑波根物語
河合酔茗、伊良子清白とならび「文庫」派の三羽烏と称された“筑波根詩人”横瀬夜雨の生涯を追い、佝僂病という宿痾の病いに苦しみながら、純真・多感な抒情詩を書き続けた魂の裡にひそむ真実を描き切る。―不具貧、孤心、恋愛への憧憬、母恋い、性への執着、文芸...水上文学の中心テーマが凝縮された傑作。
著者 | 水上勉 |
出版元 | 河出書房新社 |
頁数 | 166頁 |
発行日 | 2006-08 |
ISBN13 | 9784309017716 |
ISBN10 | 4309017711 |