腹の蟲
「家族なんて、よっぽど注意をしておかないと、すぐに壊れてしまうんだぞ」。かつて「息子」だった男は、やがて「父」となり、いま人生の後半に差し掛かっている。人間の成長と連環、生きていくということの根源を、丹誠を尽くした文体で描きだす、純文学。書き下ろし作品。
著者 | 佐藤洋二郎 |
出版元 | 講談社 |
頁数 | 170頁 |
発行日 | 2010-08-30 |