半透明の美学

なぜ「半透明」に注目するのか。そこからいかなる新しい世界が開示されるのか。しかし、そのどっちつかずの両義性にこそ、従来の芸術観を乗りこえる感性と思考の潜勢力が宿っているのだとしたら?アリストテレスをはじめ、聖書、ダンテ、メルロ=ポンティ、ドゥルーズ、ジャンケレヴィッチらの言葉と、リヒター、ドラクロワ、クレー、ベーコン、ジャコメッティ、モランディ、デュシャンなどの“灰色と埃の美術史”との交差点から、知られざる「半透明の美学」が姿を現わす。
著者 岡田温司
出版元 岩波書店
頁数 232頁
発行日 2010-08
ISBN13 9784000244619
ISBN10 4000244612

関連記事