破壊と構築 ハイデガー哲学の二つの位相
英語圏の分析哲学、認知科学、テクノロジー論などに対して、ハイデガーの哲学はどのような現代的意義をもつのか。伝統的な形而上学の言語圏からの「破壊」的な離脱と、新しいボキャブラリーの創出による「構築」的な思考―この二つの位相に焦点をあてることで、ハイデガーの存在論を明瞭に描き出す。人間科学と哲学的常識に対するハイデガーの革新性をとらえた一作。
著者 | 門脇俊介 |
出版元 | 東京大学出版会 |
頁数 | 258頁 |
発行日 | 2010-11 |
ISBN13 | 9784130101189 |
ISBN10 | 4130101188 |