限りある思考
存在という出来事の限界で、有限な世界の終末で、ひとはまだ何を思考し、意味することができるのか。ハイデガーやデリダの問いを受け継ぐ哲学者が、バタイユ、ニーチェ、ランボーらとともに、西洋、エクリチュール、犠牲、崇高、ミメーシス、愛や共同体について繰り広げる戦慄的な思索。『無為の共同体』から『キリスト教の脱構築』へ向かうナンシーの、デリダ論を含むもう一つの主著、待望の完訳。
著者 | ジャン=リュック・ナンシー |
出版元 | 法政大学出版局 |
頁数 | 440頁 |
発行日 | 2011-02 |
ISBN13 | 9784588009532 |
ISBN10 | 4588009532 |