新聞統合 戦時期におけるメディアと国家
戦時下の言論統制において「新聞は筆を折られた」のか?否。一県一紙の新聞統合で、新聞社自身が積極的に関与した経緯を丁寧に追う。戦時下日本で大小の新聞社が整理統合・再編された。国家による苛烈な言論統制の象徴といわれる新聞統合。だが、新聞社自身も能動的参加者であり、国家と連繋した戦時言論体制完成のプレイヤーだった。そこには従来の「被害者としてのメディア」の姿はない。
著者 | 里見脩 |
出版元 | 勁草書房 |
頁数 | 409頁 |
発行日 | 2011-12 |
ISBN13 | 9784326302055 |
ISBN10 | 4326302054 |