外交官の誕生
科学官僚の帝国で、いかにして近代外交の担い手は生まれたのか。清末の公使館や領事館の開設はゴールではない。在外公館を孵化器に職業外交官が形成されていく過程を、個々の外交交渉のみならず、人事の実態を含めて把握することで、近代中国外交の展開と特質を浮き彫りにする。
著者 | 箱田恵子 |
出版元 | 名古屋大学出版会 |
頁数 | 376頁 |
発行日 | 2012 |