経済学に何ができるか 文明社会の制度的枠組み
さまざまな「価値」がぶつかり合う、現代の自由社会。その結果、数々の難問が私たちの前に立ちはだかっている。金融危機、中央銀行のあり方、格差と貧困、知的独占の功罪、自由と平等のバランス、そして人間にとって正義とは、幸福とは―。本書は、経済学の基本的な論理を解説しながら、問題の本質に迫る。鍵を握るのは「制度」の役割である。デモクラシーのもとにおける経済学の可能性と限界を問い直す試み。
著者 | 福田円 |
出版元 | 中央公論新社 |
頁数 | 254頁 |
発行日 | 2012-10 |
ISBN13 | 9784121021854 |
ISBN10 | 4121021851 |