限界の試練 デリダ、アンリ、レヴィナスと現象学
「起源」の問いに魅惑され、「現れるもの」の彼方への思考を極点にまで推し進めた現代フランスの哲学者たち。フッサール現象学を超えようとするそれらの探求が形づくる風景を独自の角度から俯瞰し、時間性や贈与、亡霊性やリズムといった主題の批判をつうじて、主体性の経験の限界にとどまる倫理を問う圧倒的思考。現象学の新しい位相を示す注目の労作。
著者 | 斎藤雅久 |
出版元 | 法政大学出版局 |
頁数 | 451頁 |
発行日 | 2013-07-26 |
ISBN13 | 9784588009969 |
ISBN10 | 4588009966 |