
閾の思考 他者・外部性・故郷
日本のナショナリズム批判にはじまり、異種混淆的な生を説くポストコロニアリズムを経て、いまだ日本帝国支配の爪痕が残る東アジアへと眼差しは向かう。そして主体の脱臼を媒介とした新たな「故郷」の創出へと。安丸良夫、柄谷行人、酒井直樹、エドワード・サイード、ホミ・バーバ、タラル・アサド、ガヤトリ・スピヴァク、ジョルジョ・アガンベン、山尾三省らの思想を通して、「戸惑い」と「受苦」を絆とする新たな共同性が構想されていく。
著者 | 磯前順一 |
出版元 | Hōsei Daigaku Shuppankyoku |
頁数 | 564頁 |
発行日 | 2013-08-08 |
ISBN13 | 9784588150678 |
ISBN10 | 4588150677 |