ドニャ・ペルフェクタ

19世紀後半のスペインでは、精神・政治・経済などすべての面で、多様な“イズム”の信奉者間で“極彩色の闘争”が繰り広げられていた。この小説に登場する、一見すると良い人間たちは、いつかしら、自らの正しさを信じて疑わなくなり、それにつれて、異なる意見を持つ他者を許せなくなる。その“情念”はついには“狂信”へ転化して、最悪の破局へと向かった...。
著者 高山文彦
出版元 現代企画室
頁数 374頁
発行日 2015-03
ISBN13 9784773815061
ISBN10 477381506X

関連記事