わたしが生きてきた世の中―身辺からみつめた戦後韓国、激動の歴史

北の侵略による2度のソウル脱出行を除いて、著者家族はソウル市景福宮北西の新橋洞で暮らしつづけた。界隈はかつて日本人が居住した敵産家屋街だった。戦争直後、抗日家だった父の知人やこの界隈で起こった人々の主義主張の悲劇、李承晩政権の崩壊、軍事クーデター政権とその結末など...。英文学と教育へのしずかな情熱のなかで、政治社会の過酷さ、世情の混乱を、悲しみとともに深い眼で見据えつづる自伝文学。
著者 権田萬治
出版元 言叢社
頁数 258頁
発行日 2015-10-10
ISBN13 9784862090577
ISBN10 4862090575

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