記号と機械
たとえば福島第一原発事故や安保法反対デモのメディア報道。たとえばヘイトスピーチ。なぜひとはその「ことば」がおかしいとわかっていながら、「主観性の生産」に服従してしまうのか?あるいは住宅ローンや奨学金をはじめとする「負債」。あるいは日常生活はむろん自然までも支配し管理するネットやGPSによるコントロール社会に、なぜひとはこうまで隷従してしまうのか?そして、では、新自由主義下を生きる人間が、こうした隷属状態と訣別し、「平等」を実現するにはどうすればいいのか?前著『“借金人間”製造工場』によって日本でも話題になった社会学者/思想家が、ガタリ、ドゥルーズ、フーコー、バフチンらを援用しながら試みた、“反-資本主義”の哲学的実践!
著者 | マウリツィオ・ラッツァラート |
出版元 | 共和国 |
頁数 | 365頁 |
発行日 | 2015-12 |
ISBN13 | 9784907986148 |
ISBN10 | 4907986149 |