南原繁の思想世界

戦中に刊行した『国家と宗教』で果敢なファシズム批判を展開し、戦後改革で指導的な役割を果たした南原繁(一八八九-一九七四年)。この傑出した政治哲学者は理想と現実の狭間で何と格闘し、日本においていかなる知的伝統を築いたのか。ながらく南原の著作と向き合ってきた著者が、その政治哲学の特質を原理的に探究し、時代との関わりや現代的意義を考察した論文集。
著者 加藤節
出版元 岩波書店
頁数 210頁
発行日 2016-02-24
ISBN13 9784000241748
ISBN10 4000241745

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