触感の文学史

川端康成『雪国』は、清廉な作品ではない!?文字によって作者の感覚と読者の記憶がリンクする読書のメカニズムを探り、ストーリーではなく、細部の触感表現に注目することで見えてくる、文学の持つ多彩な魅力を伝える。谷崎潤一郎、永井荷風、江戸川乱歩から、川上弘美、金原ひとみまで、作品に記された感覚表現から、読書という行為から失われつつある身体性を問い直す。
著者 真銅正宏
出版元 勉誠出版
頁数 287頁
発行日 2016-04-08

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