画像と知覚の哲学
メディアの発達と相まって多種多様な「画像」が日常を覆い尽くすように広がり、今や我々は画像を通じて世界を見ているとさえ言えよう。だが現物とは異なる画像の中に、我々はなぜ「現物」を見ることができるのか―本書は、この画像本来の「虚構性」、見ることと概念の総合が生む「像意識」、知覚・感覚作用が持つ「志向性」等、画像が孕む今日的問題群をめぐり、絵画はじめ芸術作品から様々の日常経験まで、多角的に分析・考察した力作論集である。
著者 | 清塚邦彦 |
出版元 | 東信堂 |
頁数 | 265頁 |
発行日 | 2015-11-30 |
ISBN13 | 9784798913261 |
ISBN10 | 479891326X |