昭和前期女性文学論

私たちは忘れない!
書くことが女にとって解放とともに
呪縛となった「あの時代」を

関東大震災からアジア・太平洋戦争へ。激動の時代に、
女性作家はどのように生き、何を表現したのか。

3・11以降の、戦後七〇余年を経た危機的な「今」、あらたな視点で問い直す。
忌まわしい過去を再来させないために

本書の構成を、「I 関東大震災以後のモダニズム」、「II プロレタリア文学――労働・闘争・抵抗」、「III 帝国の〈外地〉と〈内地〉」、「IV 戦争とジェンダー」、「V 女性文学の成熟と展開」の5章としたのは、かつてない激動の時代の中で複雑かつ多様な女性たちの表現や活動を捉えようとしたためである。
───「はしがき」より
著者 新・フェミニズム批評の会
出版元 翰林書房
頁数 511頁
発行日 2016-10
ISBN13 9784877374013
ISBN10 4877374019

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