津島佑子の世界

鋭敏な感覚によって「女性」や「母子」の深淵を穿つ作品群を執筆、また世界的視野のもと歴史や民族の問題を踏まえた充実の長編作品を数多く世に問うた津島佑子。創作の原点となった若き日々、家族とともにあることの葛藤とよろこび、父親の影、大胆かつ緻密な小説の綾、世界文学へのまなざし、そして作家生活を支えた自由闊達な人柄...。小説家・批評家・研究者による多彩なエッセイ・評論・座談を収録し、津島佑子の魅力的な文学世界に誘う一冊。
著者 井上隆史
出版元 水声社
頁数 274頁
発行日 2017-08
ISBN13 9784801002616
ISBN10 4801002617

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