享楽社会論
ジャック・ラカンが提出した「剰余享楽」「資本主義のディスクール」といった概念は、現代社会の現象の把握にきわめて有効だ。本書では力強く展開する現代ラカン派の理論を紹介するとともに、うつ、自閉症、ヘイトスピーチといった、臨床や政治社会における広範な事象に応用し分析を試みる。精神分析の言説に新たな息吹をもたらす、ラカン派の俊英による鮮やかな社会論。
著者 | 松本卓也 |
出版元 | 人文書院 |
頁数 | 296頁 |
発行日 | 2018-03 |
ISBN13 | 9784409340516 |
ISBN10 | 4409340514 |