人文知のトポス
人文学(「人間とは何か」を問う科学)の危機が叫ばれて久しい。自然科学偏重の高等教育政策に対し、人文学の研究者は単に「アンチ」を唱えていればいいのか。成果主義を煽る言説に正面から向き合い、文系・理系を通底する認識の「筋力」を鍛えることができるかが切実に問われている。本書は、このような問題意識にもとづいて、総説・古典・アジア・翻訳の各部門から人文知のトポスを求めて議論した成果である。
著者 | 就実大学吉備地方文化研究所 |
出版元 | 和泉書院 |
頁数 | 223頁 |
発行日 | 2018-01-25 |
ISBN13 | 9784757608627 |
ISBN10 | 4757608624 |